一昨日から、秋の交通安全運動が始まりました。
現役の時は、この時期になると憂鬱な気持ちになりました。
なんせ、休みで交通配置につかなければならず、普段の勤務でも居残りで交通配置に立たなければならないから。
大きな交差点で立っているお巡りさんも、結構辛いんですよ、あれ。
なんせ、自分の近くを大型トラックとかがバンバン通過してくるわけだし、歩行者の安全を確保しながら、交通違反の取り締まりのため、常に目を光らせなければならないので。
とまぁ、昔の愚痴はここまでにして、
この期間は、交通取り締まりがいつも以上に厳しくなるので、いかにして交通違反をしないかについて話します。
右折、左折は極力しない
・右折してはいけない場所での右折による、右折禁止違反
・「直進↓」青矢印が出ているのに左折も出来ると勘違いして左折する信号無視違反
上記2つの違反は、違反頻度が多く、普段通っている交差点なら、こういったミスは冒さないでしょうが、初めて通る道では、特に注意が必要です。
道を間違えたからといって急に進路を変えない
この心理によって違反に直結するものが下記の二つになります。
「進路変更禁止違反」、「通行区分違反」
・進路変更禁止違反は、オレンジ色の線を跨いで車線を変更することで違反になります。
・通行区分違反は、決められた通行レーン(直進なら直進しか出来ない等)において、違った通行をしてしまうと違反なります。
あらかじめ、左折をしたいのであれば左側を走行し、直進や、右折をしたいのであれば、真ん中車線を走っておくことが大事。
見通しの悪い所は、とりあえず一時停止
現役の時に、一時停止の取締りをしていた際、違反者に
「徐行だから大丈夫だろ」
とよく言われてました。
見通しの悪い所で徐行するのは大事です。
ですが、一時停止の場所は、止まって左右の安全確認をする必要があるために、標識があるので、面倒でも止まった方が身(財布とご自身)のためです。
少し視点を変え、3つの点とは違う切り口で、違反しないためのコツがあります。
警察官が立っているポイントを予想する
みんなに質問です。
普段、地元の街で警察官が立っているポイントはどこですか?
色々と答えがあるけど、私が思いつくポイントは以下の3点
・大きな交差点
・小さい路地から大きな道路に出る道
・陸橋の出入口付近や、合流地点
この3つには共通点があります。
それは、
ある程度の交通量があること
警察の方も、交通ルールを遵守してもらうために、切符を切るわけですが、切るためには自動車が多く通る道でないと、なかなか切れません。
そのため、合流ポイントは絶好の穴場スポット(通称ドル箱)となります。
上記のポイントをしっかりと把握し、運転に気を付けることが大事。
最後に
新人の頃は、交通切符を切るのが好きではありませんでした。
何故かと言うと
違反者に嫌な顔されたり、怒号を受けるのが嫌だったから
そんな私が、切符を切るのが苦手じゃなくなった出来事があります。
それは
交通事故で人が亡くなる場面に立ち合う
この経験で、事務的に切っていた交通切符も、交通違反を無くすことで、不幸な事故を無くしたい思いを説明すると、違反者の対応も、以前より良くなりました。
死亡事故の現場で、事故当事者の方が病院に搬送された時、現場の警察官は皆、「頑張れ!助かれよ!!」という思いを持っています。
しかし、その思いが叶わなかった時は、皆辛い気持ちになります。
運転手の家族にとって一番のお土産は、無事に帰ってくることです。
私も含め、交通安全運動期間中以外でも、交通ルールを守っていきましょう。
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