そろそろ何かしなきゃと思い、とりあえず肩慣らしに、治験のボランティアをしてみましたので、前編、後編に分けて書きたいと思います。
治験は安全?
私の意見だと、多分安全だと思います。

お前まだ1回目じゃねーか。信用できないよ。
と思われる方もいると思いますが、現場の空気を感じたところ、

あぁ、これべろり(めちゃくちゃ楽という隠語)で、尚且つ、人的被害が滅多に無い仕事だ。
それは、治験参加者に常連が多いことと、治験を受ける際の説明がしっかりとしており、不透明性が感じられませんでした。
仮に副作用による健康被害があっても、治療等の保証があるので、安心して良いです。
治験ってどんなことするの?
私の場合は、すでに販売しているジェネリックの薬が、身体に害を及ぼさないかのテストをしました。
何故、すでに販売している薬のテストをするかと言うと、ジェネリックの薬は、2,3年おきに薬の安全性が変わっていないかのチェックをしなければならず、これをしないと販売できないそうです。

もともと市販で販売されている薬なら、いきなり死ぬ様なこともないだろうし、後遺症なんかも出ないだろう
と、かなり甘い考えのこいたんですが、治験をするにあたっては、治験を体験した方のブログを読み漁り、安全性を確保したうえで始めました。
なお、日本の治験の多くは、このジェネリック薬のテストが主流です。(大阪では、唯一新薬の治験があり、危険が伴う分、協力費が割高になります。)
話を戻しますと、
メインは薬を飲んで、採血を1時間おきにします。
この採血ですが、毎回針を指す方法と、留置針で取るやり方があり、留置針なら一度針を差し込み、そのまま血が固まらない様にする薬剤を使い、針を刺しっぱなしにします。

ええぇ、針差しっぱなしってどんな感じなの?
最初の1時間は、痛みが常にあるため、違和感が半端ないです。
ですが、その時間を過ぎると、多少違和感は残りますが、痛みについては慣れによって感じなくなります。
この地獄の採血が終われば、べろりな時間が待っています。
治験者はどんな人が多いの?
治験者は、基本痩せている人がほとんどでした。
それは、各治験の募集要項に、BMIの数値が記載されており、標準的な体格の人を対象にしているため(治験によっては、肥満体型を集めている募集もある)
年齢層については幅広く、職種については、学生、会社員、ニート(私)等、千差万別でした。

これ、生活保護受給者ができたら最高の仕事じゃねーの?
ところがどっこい、生活保護者は治験の参加資格が無いのです。
世の中そんな甘く無いです。
それに、治験は休薬期間というものを置かなければならず、治験終了後3ヵ月or4カ月経過しないと、参加できません。(治験は、1つの組織が一括で管理しているため、休薬期間のごまかしはできません。)

会社員なら熱い仕事じゃん
そうなんです。
会社員だと、治験の報酬は給料扱いではなく、あくまで協力金扱いのため、職場で貰える給料に所得が上乗せされるわけで無いため、住民税、所得税等が増えないため、熱い仕事だと思います。(ただ、協力金で貰える金額の累計が、一定額を超えると、自己申告しなければならなかったと思うので、税金がかかります)
治験で気を付けなければならないこと
禁止事項がめちゃくちゃ多い
事前説明会が終わった日から、治験開始(20日間くらいありました)まで、お酒や、柑橘系の食べ物、栄養ドリンク(レッドブル系、リポビタンD、オロナミンシー)、サプリメント、ビタミンCを増やすもの(C1000タケダ等、健康食品)、薬etcの使用の禁止。
そして、私を悩ませた
激しい運動の禁止(肉体労働含む)です。
この激しい運動は、引越し作業も含むため

やべ、友達の引越し手伝うから、まずくね!?(治験開始の15日前)
ですが、治験の案内書だと、治験開始の2,3日前から激しい運動の禁止と書かれており、説明会で受けた内容と違うため、確実に治験を受けるために、あえて20日間の期日を設けたのかもしれません。
なお、案内書には、他の禁止項目が何日から駄目なのか、詳しく書かれています。
治験で出る食事について
お残しは許しまへんで!
某アニメのセリフですが、治験で出る食事は、特別な理由が無い限り、残してはいけません。
これは、事前説明会で、かなり強く言われました。
まぁ、栄養士の方が、1日の成人男性に必要な分の食事を作ってくれる訳なんですが、兎にも角にも色とりどりの野菜が多い。(学校給食みたいなイメージ)

ナス、トマト、ブロッコリー、赤ピーマンの出現率がめちゃくちゃ多い。嫌いなんだから出さないでよ・・
基本、嫌いな物は残す私ですが、警察学校では食事を残さず食べるよう指導(私が指導する係でした)するため、嫌いな物はちょっとかじって飲み込むという技を覚えました。
その技が、今回のピンチを救ってくれました。
食事の量は、多くもなく、少なくもないですが、治験中は間食が一切できないため、よく噛んで満腹中枢を刺激させないと、夜にお腹のぐぅぐぅといった音を子守歌にして、寝ることになります。
治験中は何をすればいいの?
基本、ベッドに座って携帯をいじるか、ノートパソコンを使ったり、談話室でテレビや漫画を見たりしています。
ほとんどの人が、無駄な時間を過ごしてると思いきや、中には勉強をしている若い子がいたので、

有意義に使っているなぁ
と関心しました。
ちなみに、こいたんは家にたまった本(カエルの楽園、神様とのおしゃべり)を読んでました。
凄く思うところがあったので、本の解説についてはまたの機会にやります。
なお、投薬が開始される日だけは、決められた時間までベットで鎮座(寝ることはNG)
今回は、治験について気になることを中心に書きました。
後半は、入院までの流れや、入院中の日程、退院までについて書いていけたらと思っています。
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