毎週日曜更新予定 警察官になりたい方を応援をしていますので、質問があれば答えられる範囲でお答えします。

動物はモノとして扱う!?愛犬が車に轢かれたら

私がまだ警察官として新人の頃の話です。

事故の110番が入り、現場に着いたところ、

犬を連れたご婦人と、運送会社の運転手がおりました。

事故の状況を聞いたところ

ラマさん(メス)

この車が、私の家族のみーちゃん(仮名)

の足を轢いたんです。

レッサー(オス)

すいません、犬がいたことに気付かなくて

ぶつかってしまいました。

ラマさん(メス)

犬ですって!?

この子は、私の家族なんですよ?

死んだらどうするんですか?

レッサー(オス)

すいません、すいません。

と、事故当時者同士での問答があったため、

交通事故専門の職員を呼ぶことにしました。

こいたん

すいません、かくかくしかしかで、

現場に臨場していただけませんか?

イルカさん(オス)

班長(巡査長のことを指します)

それって人身事故じゃないから臨場できないよ。

こいたん

え!?犬が轢かれて怪我しているのにですか?

イルカさん(オス)

うん、事情は分かるのだけど、

事故の決まりで、犬は

「モノ」の定義になってしまうんだ。

人身事故はあくまで「人」が怪我を

した場合に扱うから、今回の事故では、

俺達が行っても何も出来ないんだよ。

ここで、物件事故と、人身事故の違いを説明します。

物件事故

物が壊れてしまったが、人は病院に行くほどの怪我を負っていないため、

警察官が作る事故証明書を保険会社が使うことで、

物の壊れを直したりします。(事故処理時間は約1時間くらい)

人身事故

人が怪我をし、病院に行く程の事故を指します。

この際、交通事故専務が現場に臨場し、

事故の実況見分という、時間の掛かる作業(平均約2時間半)をします。

その後、事故当事者から供述調書という書類を作るため、さらに時間が掛かります。

自身が入っている保険によっては、

人身事故扱いをしなければ保険が下りない場合があります。

なお、人身事故にせず、物件事故にした後によくある例を紹介します。

倒れた時軽く頭を打ったけど、痛みもないし大丈夫だろう

なんて場合は、後々痛みが出てきて病院に行き、

最悪の場合亡くなってしまったり、事故現場の状況や、記憶が風化してしまうので、

今は痛くないから大丈夫だと安易に考えず、人身事故の扱いを警察官にお願いしてください。

(なお、事故の度合いによっては、免許の点数を取られる場合もあります。)

話は戻りまして

こいたん

いやー、事故の当事者のご婦人、

かなり怒ってまして、私から説明しても、

納得してくれないかもなんですけど。

イルカさん(オス)

うーん、そこは班長のトークで

何とか納得させるしかないよ。

ただ、相手には絶対
「犬は、交通事故としてはモノとして定義している」

なんて事は、絶対に言っちゃ駄目だよ。

こいたん

分かってます。そんなこと言ったら、

収集つかなくなります。

と、こんなやりとりを電話でしたのち、

私はやんわりと、ご婦人に交通事故の職員が来れない旨と、

今後の対応について説明しました。

しかし、中々分かって貰えず、運送会社の人も誠心誠意謝り続けたことで、

やっと納得してもらい、事故の処理が出来ました。

※運送会社が入っている保険で犬の治療費を払うか、そういったことに対応してなければ、運転手or会社が治療費を払うことになります。

私の親戚も犬(ダックスフンドで茶色のロング)を飼っていました。

その犬は、車が走っていると何故か追いかけて行ってしまう性格をしてたので、

親戚の家に遊びに行って散歩をする時、車が近くを通った時は、ハラハラしていました。

(リード無かったら、即車に轢かれていました。)

今回の事故は、歩道や路側帯の無い狭い道であり、

車も速度が出てなかったので大事には至りませんでしたが、

犬の散歩をする時は、なるべく広い道を通ってあげた方が良いですね。

犬の散歩は広い道を通りましょう


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